安い機体でも、年に数日しか働かんと高くつくことがあるんよ。
農地面積と延べ処理面積
Missouri大学の費用推計は、農家と受託事業者を分け、稼働面積、電池、労務、移動、所有費を扱っている。そこでの米国の仮定を日本の価格に移し替えることはできない。本サイトの計算機は独自の簡易モデルで、入力例は市場相場ではない。
一年の全費用を積む
購入額から残存価値を引いて耐用年数で割り、年間固定費に加える。変動費には労務、電池消耗、電力、移動、洗浄、解析などを含める。農薬や種子を両方式で同額として除外するなら、その条件を明示する。
損益分岐の読み方
外注単価から自社の変動単価を引いた差が正のとき、年間固定費と償却相当額をその差で割ると、単純な分岐面積になる。差がゼロ以下なら、このモデルでは面積を増やしても費用優位にならない。売上増と作業費節約は重複計上しない。
悪い年でも続けられるか
雨による稼働減、故障、電池交換、受託失注を別々に試す。近隣農家を集めるほど移動効率は良くなるが、同じ日に依頼が集中する問題もある。共同所有では予約優先順位、保険、破損負担、離脱時の精算を契約で決める。
三種類の面積を、同じ表に混ぜない
以下の数字は計算説明用の仮定じゃ。80haの農場で年3回なら予定は240延べha。天候で最後の40haを実施できなければ、完了は200延べhaになる。さらに20haを無償でやり直した場合、作業資源を使った面積は220延べha、請求対象は200延べhaのままじゃ。予定面積で固定費を割ると、不稼働と手直しを隠してしまう。受託者は「販売可能な面積」、農家は「適期に品質を満たした面積」を分母に置き、同じ仕事を従来法へ頼んだ費用と比べる。圃場の実面積、延べ処理面積、品質確認済み面積を保存すれば、季節をまたいでも比較の意味が変わらん。
| 指標 | この仮定での値 | 用途 |
|---|---|---|
| 実圃場面積 | 80ha | 土地規模 |
| 延べ作業面積 | 220ha | 消耗・人件費 |
| 品質確認・請求対象 | 200ha | 受託売上の分母 |
一件の採算に、移動と切替を戻す
UNRの2024年経済分析は、当時のアルゼンチンの仮定で読む資料じゃ。価格を輸入せず、以下の構造を地元の見積りで埋めよう。一件の限界利益は、受注額から、その依頼を追加したために増える移動、作業人件費、電池摩耗、電力、洗浄、解析、再訪の費用を引く。農薬を別請求するなら、その売上と仕入れも対にする。近い小区画をまとめても薬剤や作物が違えば洗浄が増えるため、面積だけの割引は危ない。最低出動料金と面積料金を分け、どちらが移動準備を回収するか明記する。既存社員の空き時間もゼロ円とはせず、繁忙日に他の仕事を断る機会費用を別欄で確認する。
会計上の黒字と、返済できる現金を分ける
購入判断では、損益表と現金表を並べるんよ。損益表の減価償却と、現金表の借入元本返済は同じものではない。機体購入額を初年度の支出に入れた投資評価へ、さらに減価償却を現金支出として足すと二重計上になる。簡易的な年額比較を超える場合は、同じ期間の受託費、運転資金、更新投資、残存価値をそろえ、資金調達費と資本の機会費用の扱いを明示する。通常年、悪天候年、故障年の月別残高を作り、売上入金より前に賃金や電池代が発生する谷を見る。補助金は対象外でも回るかを別シナリオで確認し、税務上の処理は当地の担当者と詰める。割引率に資本コストを含める事業評価と、借入・返済を含む出資者の現金表を混ぜないことも大切じゃ。
センシングの価値は、変えられる判断の数
撮影費が安くても、結果が届く頃には追肥や防除の適期を過ぎていれば価値は小さい。導入前に「異常が見つかったら、誰が何を変えるか」を書こう。仮に水路の詰まりを疑うなら、全面撮影、衛星で候補を絞る方法、歩いて確認する方法を同じ期限で比較する。価値の試算は、回避できる損失の期待額から撮影・解析・確認・対応の追加費用を引き、不確実な増収を確定売上にしない。確認しても何も変えない圃場は、次回の撮影頻度を下げる候補じゃ。一方、被害が少ない年でも重大な見逃しを避ける価値はあり、単年の検出件数だけで契約を評価せんようにする。