機体を増やす前に、どこで待っとるか計ってみようや。
最大飛行時間では計画できない
Purdueの現場ガイドは、搭載量、電池状態、地形、経路、天候で電池の持ちが変わり、補給と充電の計画が必要と説明している。満載の往路を長くとる配置は、作業に使える余力を減らす。
並行できる仕事と、できない仕事
提案するタイムスタディでは、着陸から再離陸までを秒単位で分解する。安全確認、液剤取扱い、電池交換を同じ担当者が行うなら、それらを都合よく並列計算しない。清潔な電池作業と薬液取扱いの動線を分け、メーカー手順・保護具・衛生条件を守る。
充電器の台数より供給能力を見る
冷却時間、充電時間、電源容量、発電機の連続出力、ケーブル、周囲温度を確認する。機体だけを増やせば、充電と給水に待ち列ができる。工具、予備部品、日陰、洗浄水、廃液の処理まで現場設営図に入れる。
実効能力の見方
ツールの概算は「一 sortie の処理面積 × 60 ÷(飛行分+地上分)」じゃ。これは補給待ちのない単機の近似で、移動や天候中断は別に引く。バッテリー数の表示も余裕なしの理論最小として扱い、実機の熱条件や予備機を代替しない。
操縦器と測位装置にも、地上時間がある
ブラジルのUfesは、作業時間に加え、液の準備、移動、エネルギー、機体・操縦器・測位装置の充電を調べて実費を求めとる。大きな電池だけ数えても、一日の停止理由は見えん。補助機器も含む工程の記録が出発点じゃ。
電池を個体で追い、使える状態を共有する
ここからは本ガイドの提案じゃ。電池IDごとに、使用中、冷却・点検待ち、充電中、使用可、隔離の状態を残し、誰がいつ変更したか分かるようにする。充電表示が満杯でも、それだけで次の飛行へ出してよいとは扱わない。温度や外観、端子などの判定は製造元の手順と機体条件に従い、異常を疑う電池は通常の列から外す。ラベルが読めないと履歴を照合できんので、記録不能を黙って飛ばさないことも大切じゃ。機体の記録と電池の記録を結ぶと、特定の個体だけ戻りが早い場合に、作業条件の違いと個体の問題を切り分けて調査できる。
| 状態 | 次工程へ渡す記録 |
|---|---|
| 冷却・点検待ち | 戻り時刻/個体ID/確認待ち項目 |
| 充電中 | 充電器ID/開始時刻/異常表示 |
| 使用可 | 確認者/確認時刻/適用手順 |
| 隔離 | 理由/識別表示/再判定の担当 |
待ち列は、帰ってくる量と出せる量で見る
電池が一時間に戻る個数をA、点検と充電を終えて使える状態へ出せる個数をBと置く設計例を考えよう。長い時間にわたりAがBを超えれば、予備を足しても待ち列は育つ。これは能力を見つけるための計算で、充電を急がせる指示ではないんよ。計測では、充電器の空き待ち、電源制約、確認者待ちを別の理由で記録する。給水、液剤準備、電池が同じ担当者を使うなら、人の時間も共有資源に入れる。機体を一機増やす前に、今の設備と手順で何を増やせるかを確かめ、増機後の最長待ち時間と一日全体の処理面積で効果を判断する。
一つの時計で、重なりと待機を見えるようにする
架空の記録例は「10時00分着陸、10時02分電池引渡し、10時05分補給確認、10時07分出発可、10時10分離陸」のようにイベントを並べる。出発可から離陸までの3分も、待機理由を記録すれば改善対象になる。同時刻の二つの仕事を別々の作業時間として足し、経過時間を二重計上しない。一方、二人が働いた時間は人件費に両方入る。改善会議では平均だけでなく長い停止の原因を確認するんじゃ。飛行を速めた結果、確認漏れや再作業が増えたなら成功とはせず、安全に完了し検収された面積当たりの総時間と費用で見直す。